空白

2017年10月8日 日常
やがて地獄へ下るとき、
そこに待つ父母や
友人に私は何を持つて行かう。

たぶん私は懐から
蒼白め、破れた
蝶の死骸をとり出すだらう。
さうして渡しながら言ふだらう。

一生を
子供のやうに、さみしく
これを追つてゐました、と。



なんだかとても疲れていて

死んだ人に会いたくなったり

一人で海外に行ってみたくなったり

数年会っていない友達に会いたくなったり



で、どうしたいのだろうね、私は


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